本日付けの上毛新聞一面に、昨日開催された前橋市空家等対策協議会において、前橋工科大学地域連携推進センター「空家部会」により報告された空き家の実態調査の結果が掲載されています。
この報告によれば、前橋市中心地にあたる同市千代田町で、住宅数に占める空き家の割合は27.3%に上り、市内平均の4.5%に比べて突出して高いとのことです。同部会代表の堤洋樹・同大准教授は「中心市街地は新たに移り住む人が少なく流動性が低い。結果的に高齢者が多くなり、空き家の増加につながっているのではないか」と指摘しています。
同調査によれば、空き家率について、同市千代田町以外にも、三河町14.2%、大手町12.3%、城東町11.9%、本町11.1%など市中心街で高い傾向があるとのことです。
この調査結果を踏まえて、同協議会では、平成27年12月に策定した空き家対策計画を見直し、空き家率が高い地域に重点的な対策を行うことを検討すると報道されています。