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群馬弁護士会総会

2月26日(土)午後、群馬弁護士会の総会がありました。

今日の弁護士会が抱える様々な問題が報告され審議されました。また、平成23年度の弁護士会役員が紹介され記者会見がありました。

我が事務所からは、関弁護士が副会長として平成23年度群馬弁護士会の新役員に選任されました。活躍を大いに期待したいと思います。

ところで、新会長に決まった小渕弁護士はマスコミに対し、①取り調べ可視化、②裁判員裁判、③司法修習生給費制、④法曹養成制度、⑤円滑な会運営などについて、抱負を語ったと報道されています。

いずれも難しい問題ですが、私たち市民生活に関わることであり、ひとつひとつ丁寧に対応することが求めれていると感じました。

例えば、取り調べの可視化問題は、足利事件の再審裁判、厚生労働省局長事件の裁判がきっかけで社会問題化し政府内でも検討が始まりました。取調過程を録音・録画して可視化することは誤審、誤捜査をなくすため是非取り組むべき課題ですが、(ア)可視化によって誤審を防止することがどの程度できるか、(イ)可視化によって適正な捜査が阻害することがないかなど、様々な観点から検討しなければならないテーマであると考えます。
そのうえで、どのような内容の可視化をどの程度実施することが適当かを判断すべきだと考えます。