群馬弁護士会には、各地の弁護士会も同様ですが、「司法修習委員会」という組織があります。 司法修習委員会は、司法修習生の弁護修習の支援などを担当しています。 「司法修習生」という言葉はお聞きになったことがありますか。司法研修所に所属して法律実務を研修している人たちのことです。多くは法科大学院(ロー・スクール)を卒業して司法試験に合格し司法研修所に入所しています。現在の司法修習生は64期で合計2000人位います。 全国の実務修習地で修習する司法修習生は、将来は、裁判官、検察官、弁護士といった法律実務家(これを「法曹」と呼びます。)になるべく実務修習に励んでいます。その修習のひとつに司法修習委員会の担当する弁護修習があります。 そういうことから、司法修習委員会は弁護士会において法曹養成の重要な部分を担っているところと言えるでしょう。
弁護士法には「弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする」と規定されています(同法第1条1項)。弁護士が基本的人権の擁護と社会正義の実現を目指して職務行為を行うべきであることは今更言うまでもないことです。 ところで、弁護士の社会的機能、弁護士が社会から客観的に期待されている役割というものは、弁護士が主観的に目指す使命とは別に考えることができます。弁護士は、その職務行為を通じて基本的人権の擁護といった社会的機能をはたしていますが、弁護士の社会的機能、役割はそれに止まるものではありません。 弁護士の社会的機能、役割のひとつとして「紛争解決」があります。私たちの社会には様々な紛争解決方法が存在し機能していますが、そのなかで、弁護士は、法律、裁判制度を通じて紛争を解決するという社会的機能を担っていると言えます。
前橋市立第二中学校の閉校式がありました。 二中は前橋で二番目の中学校として昭和22年4月に創立されました。これまで64年間にわたり総勢16388名の卒業生を世に送り出してきましたが、平成23年4月、四中と統合し前橋市立みずき中学校として生まれ変わるとのことです。 本日、二中体育館で閉校式が挙行され、小生は元PTA会長として出席しました。市長の式辞に続き、教育委員長、市議会議長、学校長、PTA会長の挨拶があり、最後に校歌を斉唱しました。 作詞草野心平、作曲藤井凡大による二中校歌は誰からも愛される校歌です。新しい中学校で歌われなくなると思うと残念です。素晴らしい校歌ですので、歌詞だけでもご紹介しておきたいと思います。 前橋市立第二中学校校歌 1 赤城山 朝の陽をうけ 群青の 天に照りはふ その高き いただきこそは 夢を追ふ われらが理想 前橋 前橋 われらが母校 おお 二中 2 夜ひるを 小休みもなく 坂東の 太郎ながるる その如く われらたゆまず 真善美 ひたに求めん 前橋 前橋 われらが母校 おお 二中 3 相倶に 扶けあひつつ 高鳴るよ 若き胸ぬち 大いなる 未来のぞみつ 眉あげよ われら朋がら 前橋 前橋 われらが母校 おお二中
3月25日付け日経新聞によれば、群馬県の大沢知事と県内35市町村の首長らは24日、東日本大震災の被災者の受け入れに向けた連絡会議を開いたとのことです。 既に群馬県内には24日現在で福島県民を中心に約3300人が親戚宅や公共の宿泊施設、旅館などに避難しており、大沢知事は福島、宮城の両県から被災者の集団受け入れを打診されていることを報告し、「県と市町村が情報を共有し、支援を効果的に進めたい」と首長らに協力を求めたと報道されています。 弁護士会も積極的に協力することが期待されています。 *追記 群馬弁護士会でも被災者救援に向けた様々な支援活動が検討され実施されています。例えば、電話による法律相談、弁護士が出張する法律相談などです。いずれも無料です。 電話による法律相談は既に始まりました。出張法律相談は、4月8日(金)は東吾妻町、4月14日(木)はみなかみ町と高崎市で実施される予定です。